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わが公園では、雪が降ると、訪れる人もなく、一面の銀世界で、別世界。 食堂として共有しているテントから外に出たとき、その美しい光景に誘われて、思わず散策してみた。ぼた雪が枝にのっかり、広葉樹は特に雪が積もりやすく、枝を道まで低く垂れている。落葉している木は、樹氷のようだ。外灯にところどころ照らされた広く白く静かな動くもののない世界。不思議と寒くない。 歩いていると、雪の重さに耐えかね折れた枝が転がっている。たまに、ミシミシミシというまさに生木をさく音と共に枝が落ちる音が響く。 外で木の下で寝ている友人は大丈夫だろうか。様子を見にいき声をかけるが反応がない。もしかすると、この大雪の中、缶を集めに出たのかもしれない。だいたい、無理した翌日は頭痛に苦しでいるのだが、、、。最近は、雨でもアルミ缶を集めるライバルが減らない、みんな合羽きてやるんだもの、と嘆いていた。 自分のテントに戻ってみると、足が止まった。 あれーー。テントを覆うブルーシートをかけている梁が、ぐんなりと中央部が落ちている。折れてる!!。ぼくのテントのシートは、片側は荷物なども覆っているために、勾配がゆるい。そこに雪が積もって、その重みで梁が曲がっているのだ。こうなると、光景の美しさに酔っている場合ではない。慌てて、Iさんとテントの雪下ろしを始めた。雪って重いんです。振り落とせるところは落とし、後はスコップで雪をかいていく。となりのテントの人も、雪を下ろしている。30分くらい作業しただろうか。梁は折れてはいなかったようで、雪の重みがなくなるとほぼ現状復帰した。テントのポールも一応大丈夫のようだ。 一安心してテントに入りかかった時、バリバリバリと轟音が鳴り響いた。ぼくのテントの脇に、7mくらいの枝が落ちていた。ついさっきまで作業していた場所だ。こんなのが頭に直撃したら、とんでもないことになっただろう。 こうして、この文章を打っている間にも、枝の折れる音が間欠的に響いている。 テントの中では、枝からまとまって落ちてくる雪が、まるで雪合戦で集中攻撃を受けているかのようで、打撃音の連続である。 うーーん、このまま雪が止まないなら、雪おろしもあるし今夜はあまり眠れそうにない。 (後記) 実際は、夜半からは、雨に変わっていたようで、2時ころに簡単に雪下ろしをした後は、ぐっすりと寝てしまった。 友人は、やはり缶を集めに出ていて、頭が痛くなっていた。
by isourou1
| 2011-02-15 23:53
| ホームレス文化
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