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公園が2ヶ月近く閉まっていた(このことについてはじきに書くと思う)ためなのか、少し公園の野生動物たちもその勢力を増しているようだ。
夜中、なんとも不思議な叫び声がテント村に響いてきた。 ガラスを爪でひっかくのを鋭利な持続音に変換したかのような、高く歪んだ断末魔的な大音響。夜のしじまを引き裂くとはこのことか。猫のケンカではない。想像もつかない音だ。しばらく鳴りやまないので、ライトを片手に見に行ってみた。音が近づいてくる。そのあまりに生な音に、こちらもいささかびびってくる。こんな争いに巻き込まれたら無傷では済まない、というようなデビルな雰囲気。水場への轍に、熊笹の茂みから何か2匹が這いだしてきた。親子の狸らしい。ライトをあてても、立ち止まってこちらを伺っている。とまどっている様子。ぼくが、動いたら親狸が10メートルくらい逃げ、子狸は立ち止まったまま。好奇心が旺盛なのかもしれない。しばらくして親の元へと走り、2匹はどこかに消えた。 あのキテレツな鳴き声の主は何だったのか、、、。 少なくとも、公園の片隅にて、狸の親子とハクビシンと何者かが出会ったわけである。いや、ぼくが、テントを出たところで急ぎ足の黒猫にも会ったので、彼もその場にいたかもしれない。もちろん、やたらに光る1つ目のアホ面下げた動物(ぼく)、も出会いに参加したわけだ。 *ネットで確認してみると、あのデビルな感じの鳴き声は、ハクビシンの子供のものだった。とすると、樹上に姿を現したのは子育て中のハクビシンで、子供が葉に隠れていたのだろう。親がぼくのことを警戒して、動きを監視していたのだろうと思う。
by isourou1
| 2014-11-03 14:28
| ホームレス文化
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